私が働くベーカリーのマネージャー パン子さんには
4人の息子さんがいる。
皆、車で30分以内の所に住んでおり
皆 家族も持っているけれど
パン子さんが働いている日も
毎朝のようにパン子さんと電話で話すほど
親子はとても近い関係。
バッキー夫がその年令の時
両親と同じストリートに住んでいながらも
両親を訪問することは少なく
母親に
”俺の家に来るな。” とさえ言ったこともあったので
その違いを比べてしまった。

月曜、仕事をしているとパン子さんの一人の息子さんが
ドーナツを買いにベーカリーにやって来て私にパン子さんの話を始めた。
この日 二人の兄弟がパン子さんを訪問している事や
週末、パン雄さんの弟さんも他州から訪れてきた事などを話してくれ
私まで嬉しくなった。
と言うのも
私がパン子さんに会った先週
パン雄さんの様態を知っているのにパン雄さんの弟さんが
会いにも来てくれない と
パン子さんが寂しそうに話したからだ。
パン子さんが私にそう話した時
バッキー夫の弟のことを思い出した。
義父が衰弱しやせ衰えていた頃
一人の義弟は父親に会いに行くことがなく
周りのものは ”冷たい息子だ” と話していたけど
バッキー夫が
”元気だった頃の姿を覚えておきたいからだろう。” と
話していたのを思い出したので
その話でパン子さんがちょっとでも元気になれたらと
”人によっては元気だった頃の家族の姿を覚えておきたい為に
会えない人もいるよ。” と
言ったけど
そんな話で気持ちが楽になったとは思えないような反応が
パン子さんから返ってきたんで
かける言葉には気をつけなくてはいけない と
ちょっと反省したこともあって
弟さんの訪問が余計嬉しかった。

